注意: CD Baby Proは、2023年8月7日でサービスの提供を終了いたします。
CD Babyでシングルあるいはアルバムを登録しようとすると、CD Baby ProとStandardというプランのいずれかが選べるようになっています。
まず、Standardプランが標準のプランで、ほとんどのアーティストはStandardプランを選びます。このプランでは楽曲のダウンロード販売やストリーミング配信において、原盤の使用料だけが回収されてアーテイストに支払われます。
この時、原盤の使用料以外にもアーティストやパブリッシャ、著作者などが受け取れる著作権使用料(ロイアルティ)がありますが、PROなどの著作権使用料徴収代行団体が回収しており、CD Babyのようなディストリビュータは回収ができないため、Standardプランでアーティストに支払われることはありません。
一方でCD Baby Proプランは、CD Babyがアーティストのパブリッシングアドミニストレータ(管理者や代理人のようなもの)となって、世界中の著作権使用料徴収代行団体から可能な限りロイアルティを回収するプランです。
一見、Proプランの方が良いように見えますが、基本的に日本からはProプランは利用できません。ですので、日本からシングルあるいはアルバムの登録代行を依頼される際には、Proプランは無視しています。
例外的にJASRACの信託会員であれば、Proプランを利用することができます。この場合、日本国内のロイアルティは従来通りJASRACから支払われ、海外の著作者分のロイアルティはProアカウントを設定した際に選択したASCAPあるいはBMIのいずれかのPROからJASRACに支払われますが、それ以外のパブリッシャなどのロイアルティはCD Babyのアカウントに計上されます。
なお、Proプランについては日本でサポートも提供していないため、登録代行は使えません。JASRAC信託会員がProプランの利用をご希望の場合は、CD Babyのアカウントにログインし、ダッシュボードからご自身でシングルあるいはアルバムを登録してください。
Proプランを使うには、さまざまな情報をアカウントおよびタイトルに登録しなければなりませんので、著作権の仕組みについてよくわからない場合や英語に堪能でない場合は、利用するかどうか慎重に判断してください。
- 以上 -