ショーでの携帯電話: プロモーションの拡大か、大いなる邪魔ものか

この記事は、2014年8月29日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、”Mobile phones at shows: A promotional boost for you or a grand distraction?”の翻訳です。

By Chris Robley

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ショーでの携帯電話: プロモーションの拡大か、大いなる邪魔ものか


著作権侵害に対して厳しい立場を取り続けるDon Henley氏が、先日Daily Telegraph紙に「コンサートを携帯電話でビデオ撮影することは(The Eaglesの権利の)侵害である」と語りました。

それは「将来ライブに来る人々の体験を台無しにする」とし、「彼らの初めてのコンサートが質の悪いライブビデオなどではなく、実際の聴衆としての体験であって欲しいのです」と続けます。

個人的な考えですが、なけなしの金をはたいてEaglesのコンサートチケットを買ったのなら、そこに自分もいたという証拠としてちょっとくらいはビデオを撮影できるべきでしょう。さらに言えば、真のEaglesファンが質の悪いYouTubeビデオを観てコンサートを“体験”したと思うかは疑問です。彼らは、それでもショーを観に行くでしょう。

著作権問題は置いておいて、多くの聴衆がスマートフォンを掲げて写真を撮り、ビデオを撮り、ショーについてツイートしている今日のコンサートが意味するものは何でしょうか?

コンサート好きにとって携帯電話は邪魔でしかないのでしょうか? それとも聴衆をソーシャルネットワークを使ってマーケティングしてくれるマシーンに変身させるものでしょうか?

少なくともある種のコンサート体験には不可欠となったこの新たな技術によって、アーティストは聴衆との関係性を失いつつあるのでしょうか? それとも聴衆との関わりはさらに密になっていくのでしょうか?