あるインディアーティストがYouTubeからの収入で家賃を払っている方法
2014年08月21日01:35 格納先:YouTube
この記事は、2014年8月18日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、”How one indie artist is paying her rent with YouTube money”の翻訳です。
By Chris Robley
Shannon Hurley氏は、ちょっと前にCD Babyの無料の同期ライセンスオプションを申し込んだとき、少しはお金になればよいなくらいに考えていた – ちなみに彼女はYouTubeで積極的に活動しており、何年かの投稿や演奏を通して確実にファンを獲得していた。
そして彼女のCD Babyアカウントに売り上げが計上され始めると、その金額にひっくり返るほど驚いたのだ。彼女がしたことは、ただオプションを申し込むためにボタンをクリックしただけなのに。「まさに降って湧いたお金とはこのこと」と彼女は語る。
フルタイムのミュージシャンであるHurley氏にとって、面倒な手続きなしで新たな収入源を得たのは願ったり叶ったりだった。
「私のようなインディアーティストにとって、自分の音楽を人に預けたりせず、かつ簡単に直接ライセンスができることが重要なのです。とは言え、家賃を払えるほどのお金になるとは予想しませんでした! でも、これこそ“アーティストが創作に専念できる”という理想なのです。」
これはShannon Hurley氏にだけ起きているのではありません。ますます多くのアーティストがYouTubeから売り上げを上げており、その数は増え続けています。すでにCD Babyの同期ライセンスを申し込んでいるアーティストは、このオプションを有効活用するためのヒントに関する記事(英語)も参照してください。
同時に、ShannonがどうやってYouTubeでファンベースを構築し、ミュージシャンとしてのキャリアを成長させたのかついてインタビューしましたので掲載しておきます。
彼女の助言は、次の通りです。
1. ミュージシャンにとってYouTubeはどれくらい重要で、そのメリットはどのようなものですか?
すべてのアーティストが、YouTubeにビデオをアップロードするべきだと思っています。リリックビデオ、カバー曲のアコースティックバージョン、あるいは“公式”ビデオでも、ビデオをアップロードすることであなたのようなアーティストを求めるミュージックファンがあなたを自然に発見する機会が産まれるのです。またビジュアルコンテンツを公開することは、あなたがどのようなアーティストであるか、ファンにもっと理解してもらえるでしょう。私のような“MTV”第一世代にとって、音楽とビデオは切っても切りはなせません。私にとってのYouTubeは、私の音楽を知っているファンが、私のことをもっと知り、私の未知の楽曲と出会う場所です。
2. ファンがアップロードするビデオで、あなたの曲を使うように勧めていますか?
ビデオで私の曲を使うように積極的に勧めることはないですが、使ってくれたら嬉しいです。2008年に、私の“Ready to Wake Up”アルバムをリミックスするコンテストをCCMixter.orgで開催したとき、500以上の応募があったんです。こうした共同作業というのは強力なつながりを産みますから、ファンとアーティストの間でそんな関係を築けたらよいなと常々考えています。またファンは、往々にしてクリエータでもありますよね。最近では、ラップトップコンピュータがあれば、誰だって音楽、ビデオ、あるいは短編映画を制作できるわけですから、リミックスしたりビデオで使えるコンテンツを提供することは、アーティストのコミュニティにおけるきっかけ作りにもなると思います。例えば、日本の学生からアニメビデオのプロジェクトで私の曲を使いたいと連絡を受けるかも知れないし、結婚式専門の写真家がウェブサイトで使いたいと言って来るかも知れません。そういう人達が、私の曲を見つけて有効活用してくれるのは素晴らしいことです。
3. あなたの曲は、すでに何曲か同期ライセンスされていますが、それがYouTubeでの再生数やYouTubeでの売り上げに影響していると思いますか?
同期ライセンスは、明らかにYouTubeでの再生および売り上げに影響すると思います。私の“Matter of Time”という曲は、ABCのTV番組である“The Lying Game”で使われました。番組もYouTubeチャンネルを持っていて、番組で使われたすべての楽曲のビデオをアップロードしています。なので、“Matter of Time”も数百万の視聴者を対象に、彼らのYouTubeチャンネルに再アップロードされているんです。TV番組が各エピソードで使われた曲をプロモーションしてくれることは、アーティストに取って大きな助けとなります。
4. YouTubeを使って、あなたの曲を、例えばあなたのウェブサイト、あるいはiTunes、あるいは他の場所で、新たなファンに購入してもらうことができると思いますか?
アーティストがiTunes、Amazon、CD Babyなどへのリンクをビデオに記載することを忘れない限り、YouTubeは非常に有効なツールになります。あなたのビデオの“基本情報”に、あなたの曲が見つかる場所を明記すればよいのです。チャンネルの“概要”にも必ずリンクを記載しておきます。逆に言えば、これらをやっておかないとみすみすチャンスを逃していることになるでしょう。
5. ビデオに関して、マーケティング戦略のようなものはありますか?
公開するすべての曲のリリックビデオを作り、各アルバムから数曲は“公式”ビデオを作るようにしています。時間とお金に余裕があれば、すべての曲に公式ビデオを作りたいですね!
6. 2年から3年後、あなたはどんな活動をしていると思いますか?
その頃には、007映画のテーマ曲を書いて歌いたいですね。本気ですよ! それからKaty PerryさんやDemi Lovatoさん、Justin Timberlakeさんなど、他のポップアーティストに曲を提供したいです。でも、まずは自分の作品を書いて、今後もDIY流に発表し続けたいです
Shannon Hurley氏に関する詳細は、彼女のウェブサイトを参照してください。
By Chris Robley
あるインディアーティストがYouTubeからの収入で家賃を払っている方法
Shannon Hurley氏は、ちょっと前にCD Babyの無料の同期ライセンスオプションを申し込んだとき、少しはお金になればよいなくらいに考えていた – ちなみに彼女はYouTubeで積極的に活動しており、何年かの投稿や演奏を通して確実にファンを獲得していた。
そして彼女のCD Babyアカウントに売り上げが計上され始めると、その金額にひっくり返るほど驚いたのだ。彼女がしたことは、ただオプションを申し込むためにボタンをクリックしただけなのに。「まさに降って湧いたお金とはこのこと」と彼女は語る。
フルタイムのミュージシャンであるHurley氏にとって、面倒な手続きなしで新たな収入源を得たのは願ったり叶ったりだった。
「私のようなインディアーティストにとって、自分の音楽を人に預けたりせず、かつ簡単に直接ライセンスができることが重要なのです。とは言え、家賃を払えるほどのお金になるとは予想しませんでした! でも、これこそ“アーティストが創作に専念できる”という理想なのです。」
これはShannon Hurley氏にだけ起きているのではありません。ますます多くのアーティストがYouTubeから売り上げを上げており、その数は増え続けています。すでにCD Babyの同期ライセンスを申し込んでいるアーティストは、このオプションを有効活用するためのヒントに関する記事(英語)も参照してください。
同時に、ShannonがどうやってYouTubeでファンベースを構築し、ミュージシャンとしてのキャリアを成長させたのかついてインタビューしましたので掲載しておきます。
彼女の助言は、次の通りです。
Shannon Hurleyに対するYouTubeおよびインディのプロモーションについて6つの質問
1. ミュージシャンにとってYouTubeはどれくらい重要で、そのメリットはどのようなものですか?
すべてのアーティストが、YouTubeにビデオをアップロードするべきだと思っています。リリックビデオ、カバー曲のアコースティックバージョン、あるいは“公式”ビデオでも、ビデオをアップロードすることであなたのようなアーティストを求めるミュージックファンがあなたを自然に発見する機会が産まれるのです。またビジュアルコンテンツを公開することは、あなたがどのようなアーティストであるか、ファンにもっと理解してもらえるでしょう。私のような“MTV”第一世代にとって、音楽とビデオは切っても切りはなせません。私にとってのYouTubeは、私の音楽を知っているファンが、私のことをもっと知り、私の未知の楽曲と出会う場所です。
2. ファンがアップロードするビデオで、あなたの曲を使うように勧めていますか?
ビデオで私の曲を使うように積極的に勧めることはないですが、使ってくれたら嬉しいです。2008年に、私の“Ready to Wake Up”アルバムをリミックスするコンテストをCCMixter.orgで開催したとき、500以上の応募があったんです。こうした共同作業というのは強力なつながりを産みますから、ファンとアーティストの間でそんな関係を築けたらよいなと常々考えています。またファンは、往々にしてクリエータでもありますよね。最近では、ラップトップコンピュータがあれば、誰だって音楽、ビデオ、あるいは短編映画を制作できるわけですから、リミックスしたりビデオで使えるコンテンツを提供することは、アーティストのコミュニティにおけるきっかけ作りにもなると思います。例えば、日本の学生からアニメビデオのプロジェクトで私の曲を使いたいと連絡を受けるかも知れないし、結婚式専門の写真家がウェブサイトで使いたいと言って来るかも知れません。そういう人達が、私の曲を見つけて有効活用してくれるのは素晴らしいことです。
3. あなたの曲は、すでに何曲か同期ライセンスされていますが、それがYouTubeでの再生数やYouTubeでの売り上げに影響していると思いますか?
同期ライセンスは、明らかにYouTubeでの再生および売り上げに影響すると思います。私の“Matter of Time”という曲は、ABCのTV番組である“The Lying Game”で使われました。番組もYouTubeチャンネルを持っていて、番組で使われたすべての楽曲のビデオをアップロードしています。なので、“Matter of Time”も数百万の視聴者を対象に、彼らのYouTubeチャンネルに再アップロードされているんです。TV番組が各エピソードで使われた曲をプロモーションしてくれることは、アーティストに取って大きな助けとなります。
4. YouTubeを使って、あなたの曲を、例えばあなたのウェブサイト、あるいはiTunes、あるいは他の場所で、新たなファンに購入してもらうことができると思いますか?
アーティストがiTunes、Amazon、CD Babyなどへのリンクをビデオに記載することを忘れない限り、YouTubeは非常に有効なツールになります。あなたのビデオの“基本情報”に、あなたの曲が見つかる場所を明記すればよいのです。チャンネルの“概要”にも必ずリンクを記載しておきます。逆に言えば、これらをやっておかないとみすみすチャンスを逃していることになるでしょう。
5. ビデオに関して、マーケティング戦略のようなものはありますか?
公開するすべての曲のリリックビデオを作り、各アルバムから数曲は“公式”ビデオを作るようにしています。時間とお金に余裕があれば、すべての曲に公式ビデオを作りたいですね!
6. 2年から3年後、あなたはどんな活動をしていると思いますか?
その頃には、007映画のテーマ曲を書いて歌いたいですね。本気ですよ! それからKaty PerryさんやDemi Lovatoさん、Justin Timberlakeさんなど、他のポップアーティストに曲を提供したいです。でも、まずは自分の作品を書いて、今後もDIY流に発表し続けたいです
Shannon Hurley氏に関する詳細は、彼女のウェブサイトを参照してください。