次のギグのためにライブチェックリストが必要な理由
2014年04月10日16:06 格納先:ライブ
この記事は、2014年4月8日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、“Why you need a live performance checklist for your next gig”の翻訳です。
By Guest Blogger
ギグ自体はソルドアウトしたのに、マーチャンダイズが思ったほど売れなかったって経験ありますか?
熱狂的な観客の前で演奏したはずなのに、終わってみるとそんなに反応がないってのはどうでしょう?
みんな、一度や二度はそんな経験をしています。ギグが終わって反応が予想外だったりしてがっかりさせられるのには、色々な理由があるでしょう。でも、多くの場合、原因はコミュニケーションの失敗なのです。
コミュニケーションに失敗するいくつかの例を挙げましょう:
話し方が効果的でない。おざなりな感じがしたり、ぶつぶつ独り言を言っているみたいだったりして、何が言いたいのか伝われない可能性があります。これが原因だと思うなら、会場内の異なる場所に友人を数人配置し、あなたのMCについてフィードバックをもらいましょう。
はっきりと聞こえない。マイクの利点の一つは、あなたの声をでかくしてくれることです。マイクの弱点の一つは、あなたの声をでかくしてくれることです。あなたが言っていることが、ちゃんと聞こえなければ、メッセージは伝わりません。マイクに向かって、歯切れよくクリアーにしゃべりましょう。マイクを歌用にセッティングしているなら、MC用のマイクを別に用意しましょう。これこそがあなたのやらんとすることを理解できる経験豊富なサウンドエンジニアの存在が重要な理由です。だって、プロでさえ、ここで間違いを犯すことがあるんです。
プロモーションを忘れちゃう。私もよくやるんですが、笑い事では済まされません。あなたのウェブサイトやメーリングリスト、マーチャンダイズ、あるいはそれ以外の諸々のプロモーションについて、あなた以外に誰が宣伝してくれるでしょう。自ら調べようとする人なんていないのです! 難しいかも知れませんが、本気でやらなければ、あなたのコンサートは、いつも「普通のライブ」で終わってしまうでしょう。自信がないなら、地味に始めて、いずれは無理なく観客とやり取りできるところまで頑張りましょう。
上に書いたことも重要ですが、さらにライブチェックリストを作成するのが有効です。このリストは、ライブの度に、宣伝するべきことを書いた書類です。個人的には、この書類をどこからでも見られて編集できるように、Google Driveのようなクラウドベースで作成することをお勧めします。印刷してギターの裏やスネアに貼っておきましょう。
私の場合、リストの内容は次のようなものです:
ライブチェックリストのよいところは、それぞれの項目について、その重要性を考える機会が得られることです。例えば、メーリングリストやウェブサイトについて宣伝する必要はないのかも知れません。マーチャンダイズの販売より、Facebookの「いいね!」のが重要ならそれで良いのです。
いずれにしろ、ライブの度に目指すものがはっきりさせるためにも、リストを作成する価値はあります。目的に合わせてあらかじめ準備すれば、ライブ後にがっかりさせられる可能性は減るでしょう。
すでにお分かりの通り、あなたと私ではチェックリスト内の項目の優先度が異なりますから、あなたのチェックリストと私のチェックリストが同じである必要はありません。
例えば、あなたがTwitterアカウントを宣伝したければ、ユーザ名とハッシュタグを書いた名刺を作って配るのが効果的です。その場合、チェックリストには「ライブ後にTwitterカードを配る」と書くわけです。
また、よく忘れてしまうことに注目するのも良いことです。よく忘れると分かっているのは、それが忘れてはいけないことだからなのです! チェックリストに加えておきましょう。
さらに、ライブ毎にチェックリストの内容も変わるはずです。よく使うひな形を用意しておくとして、必要ならその内容をどんどん変更しましょう。
ライブで演奏するのは、エキサイティングです。あまりに興奮して、きっかけや何をしゃべるのか忘れちゃうこともあります。ライブチェックリストがあれば、MCの時間を無駄にしません。さらに言えば:
チェックリストにより、ステージ上からのコミュニケーションがやりやすい。
チェックリストにより、優先度がはっきりする。
チェックリストにより、重要なことを忘れずに宣伝できる。
チェックリストにより、プロっぽく振る舞える。
チェックリストにより、ライブで人とふれあい、売り上げを上げる機会が増える。
ライブは、あなたに新しいチャンスを提供するはずです。でも、その機会を可能な限り有効に利用していますか? その後、期待した反応が得られていますか?
まずは、言いたいことが観客にはっきり伝われば、できることはすべてやったと意識できるはずです。もちろん、ファンにとってもより楽しいライブになるでしょう。
著者について
David Andrew Wiebeは、ソングライティング、ライブパフォーマンス、レコーディング、セッション、プロダクション、そして音楽指導に豊富な経験を持っています。現在、彼は、オンラインマーケティングのブレインおよびコンサルタントとして、ターゲット市場との関係を築くための有効なコンテンツの制作を助ける仕事をしています。彼のミュージックマーケティングのブログおよびPodcastは、DAWCast.comです。
Guest Blogger's Author Bio
By Guest Blogger
ギグ自体はソルドアウトしたのに、マーチャンダイズが思ったほど売れなかったって経験ありますか?
熱狂的な観客の前で演奏したはずなのに、終わってみるとそんなに反応がないってのはどうでしょう?
みんな、一度や二度はそんな経験をしています。ギグが終わって反応が予想外だったりしてがっかりさせられるのには、色々な理由があるでしょう。でも、多くの場合、原因はコミュニケーションの失敗なのです。
なぜコミュニケーションに失敗してしまうのか?
コミュニケーションに失敗するいくつかの例を挙げましょう:
話し方が効果的でない。おざなりな感じがしたり、ぶつぶつ独り言を言っているみたいだったりして、何が言いたいのか伝われない可能性があります。これが原因だと思うなら、会場内の異なる場所に友人を数人配置し、あなたのMCについてフィードバックをもらいましょう。
はっきりと聞こえない。マイクの利点の一つは、あなたの声をでかくしてくれることです。マイクの弱点の一つは、あなたの声をでかくしてくれることです。あなたが言っていることが、ちゃんと聞こえなければ、メッセージは伝わりません。マイクに向かって、歯切れよくクリアーにしゃべりましょう。マイクを歌用にセッティングしているなら、MC用のマイクを別に用意しましょう。これこそがあなたのやらんとすることを理解できる経験豊富なサウンドエンジニアの存在が重要な理由です。だって、プロでさえ、ここで間違いを犯すことがあるんです。
プロモーションを忘れちゃう。私もよくやるんですが、笑い事では済まされません。あなたのウェブサイトやメーリングリスト、マーチャンダイズ、あるいはそれ以外の諸々のプロモーションについて、あなた以外に誰が宣伝してくれるでしょう。自ら調べようとする人なんていないのです! 難しいかも知れませんが、本気でやらなければ、あなたのコンサートは、いつも「普通のライブ」で終わってしまうでしょう。自信がないなら、地味に始めて、いずれは無理なく観客とやり取りできるところまで頑張りましょう。
で、どうしたらよいのか
上に書いたことも重要ですが、さらにライブチェックリストを作成するのが有効です。このリストは、ライブの度に、宣伝するべきことを書いた書類です。個人的には、この書類をどこからでも見られて編集できるように、Google Driveのようなクラウドベースで作成することをお勧めします。印刷してギターの裏やスネアに貼っておきましょう。
私の場合、リストの内容は次のようなものです:
- ステージ上で最低2回はウェブサイトについてしゃべる。
- 観客の写真を撮る(しっかり充電したカメラかスマートフォンを用意する)。
- マーチャンダイズ、あるいはなんであれ販売するものについてしゃべる。
- 質問に正解した観客にCDをプレゼントする。
- 最新作についてしゃべる。
- メーリングリストについてしゃべり、購読する機会を提供する。
- 次のライブについて宣伝する。
ライブチェックリストのよいところは、それぞれの項目について、その重要性を考える機会が得られることです。例えば、メーリングリストやウェブサイトについて宣伝する必要はないのかも知れません。マーチャンダイズの販売より、Facebookの「いいね!」のが重要ならそれで良いのです。
いずれにしろ、ライブの度に目指すものがはっきりさせるためにも、リストを作成する価値はあります。目的に合わせてあらかじめ準備すれば、ライブ後にがっかりさせられる可能性は減るでしょう。
チェックリストのカスタマイズ
すでにお分かりの通り、あなたと私ではチェックリスト内の項目の優先度が異なりますから、あなたのチェックリストと私のチェックリストが同じである必要はありません。
例えば、あなたがTwitterアカウントを宣伝したければ、ユーザ名とハッシュタグを書いた名刺を作って配るのが効果的です。その場合、チェックリストには「ライブ後にTwitterカードを配る」と書くわけです。
また、よく忘れてしまうことに注目するのも良いことです。よく忘れると分かっているのは、それが忘れてはいけないことだからなのです! チェックリストに加えておきましょう。
さらに、ライブ毎にチェックリストの内容も変わるはずです。よく使うひな形を用意しておくとして、必要ならその内容をどんどん変更しましょう。
どんな効果があるのか?
ライブで演奏するのは、エキサイティングです。あまりに興奮して、きっかけや何をしゃべるのか忘れちゃうこともあります。ライブチェックリストがあれば、MCの時間を無駄にしません。さらに言えば:
チェックリストにより、ステージ上からのコミュニケーションがやりやすい。
チェックリストにより、優先度がはっきりする。
チェックリストにより、重要なことを忘れずに宣伝できる。
チェックリストにより、プロっぽく振る舞える。
チェックリストにより、ライブで人とふれあい、売り上げを上げる機会が増える。
まとめ
ライブは、あなたに新しいチャンスを提供するはずです。でも、その機会を可能な限り有効に利用していますか? その後、期待した反応が得られていますか?
まずは、言いたいことが観客にはっきり伝われば、できることはすべてやったと意識できるはずです。もちろん、ファンにとってもより楽しいライブになるでしょう。
著者について
David Andrew Wiebeは、ソングライティング、ライブパフォーマンス、レコーディング、セッション、プロダクション、そして音楽指導に豊富な経験を持っています。現在、彼は、オンラインマーケティングのブレインおよびコンサルタントとして、ターゲット市場との関係を築くための有効なコンテンツの制作を助ける仕事をしています。彼のミュージックマーケティングのブログおよびPodcastは、DAWCast.comです。
Guest Blogger's Author Bio